レンズの断面図ですが左から8カーブ、6カーブ、4~2カーブとなっています。選ぶフレームに合わせてレンズカーブを合わせて作ります。ハイカーブと言われるのは8、6カーブのデザインでサングラスというとこのスポーティーなデザインを思い浮かぶかもしれませんが、度付きにされる場合はいろいろな問題をクリアしなければなりません。

 

 

 クリアしなければならない項目


①製作可能かどうか (まずこれにつきます)

ハイカーブレンズほどレンズの度数製作範囲が狭くなります。


②見え方に違和感がないか

ハイカーブレンズというよりは、レンズのそり角度が大きくなるほど違和感を感じやすくなります。


③仕上がりのイメージに納得できるか (レンズの厚みなど)

ハイカーブレンズの場合は、レンズサイズが大きくなるため、近視の場合、レンズの厚みが厚くなります。

ハイカーブのメリットは?
・顔に沿うデザインのため横から光、風が入らないようになる。
・レンズを通して見るということを考えると視野が広い。


ハイカーブのデメリットは?(度無しでも)
・人によっては顔にフィットしないこともある

・レンズのプリズム作用で違和感を感じる人もいる

 

人それぞれで、サングラスに求める優先順位が変わってくると思われます。作り手の考えを申しますと、度付きなのか度無しなのかで優先順位が変わってきます。度付きの方の場合、見た目はカッコよくても見えにくいサングラスであれば役にたちませんから。度無しの場合でも、掛け心地、フィット感が悪いとサングラスのズレが気になり釣りや、作業に集中できないということにもなりかねません。

ハイカーブサングラスをご希望の場合は一度試着してみることをおすすめします。